レバレッジ5倍とは?メリット・デメリット、危険性についても説明します

FXの取引において、レバレッジの存在は利益を生み出す上で欠かせないもの。

国内FXなら最大25倍ですが、海外なら無制限とあって海外FX業者を利用する日本人多くいます。

一方で、ハイレバレッジの危険性も指摘されており、初心者がいきなり高い倍率で勝負するのは大変。

そこでFX初心者が検討していくべきなのがレバレッジ5倍!

レバレッジ5倍のメリット・デメリット、危険性などを解説します。

そもそもなぜレバレッジは必要なのか

そもそもレバレッジはFX取引において必要なのかという考えがあります。

単刀直入に開設すると、もしレバレッジがなければ利益を増やすのに苦労すると言わざるを得ません。

たとえば、1ドル100円で1万円分のドル100ドルを購入。

105円になれば1万500円となり、そこで売って、再び1ドル100円で買えば105ドルに。

何度も同じことを繰り返すのであれば、200ドルにさせるには15回以上繰り返さないといけません。

株式市場であれば5%ほどの動きはどこかしらで発生しますが、為替相場で5%ほどの値が動くことはそう何回もありません。

レバレッジ1倍の場合、元手を倍にするのに相当な時間とかなりの高勝率が求められます。

何倍にもできるのならば、倍にするために必要な時間は倍率に反比例するように減るでしょう。

高いレバレッジを多くのトレーダーが求めるのは、短期間で儲けたい、短期決戦で増やしたい気持ちの表れです。

レバレッジ5倍のメリット

レバレッジ5倍のメリットの1つ目、まず本来の利益が5倍になることが挙げられます。

元手が1万円であれば、1ドル100円の時に100ドルを購入できます。

1円分円安になったら、1ドル101円になるので、そこで売れば1万100円に。

もしレバレッジ5倍なら元手1万円分で500ドル購入ができます。

1ドル101円になれば、500円プラスに!

レバレッジが10倍なら1,000円。

100倍なら10,000円。

1000倍なら100,000円!


資金1万円でレバレッジ100倍で1円分円安になっただけで元手と同じ利益をあっさり手にできます。

だったら、レバレッジが高ければ高いほどいいのでは?と疑問に思うはず。

しかし、利益が10倍、100倍になるということは、損失もふくらみます。

近年、日本の長期金利アメリカの長期金利の差が開きつつあり、その影響で円安が急加速し、2002年以来の円安水準に。

世界情勢の悪化もあって、急な動きで相場が動きやすく、1円、2円の変化は簡単に発生します。

つまり、ちょっと目を離した隙に大損をする可能性も十分考えられます。

レバレッジ5倍であれば、利益もマイルドですが、損失もマイルドに。

レバレッジ100倍だったら1円の動きであっさり証拠金を失うところ、レバレッジ5倍なら返上可能!

レバレッジが高いと少しの動きで証拠金がなくなり、強制ロスカットになる恐れも。

レバレッジ5倍なら強制ロスカットの可能性を低くできます。

長く勝負ができるという点でもレバレッジ5倍のメリットは結構大きいです。

レバレッジ5倍のデメリット

レバレッジ5倍のデメリットとして、損失の問題が出てきます。

レバレッジ100倍に比べれば5倍の方がマイルドになるとメリットのところでご紹介しましたが、やはり損失が5倍になることは覚悟すべきことです。

思い切って1万ドル購入した場合、レバレッジ1倍なら1ドル円高に振れることで1万円の損失となります。

レバレッジ5倍ならそれが5倍、5万円の損失です。

1万円の損失で済むところが5万円まで膨れてしまうのは、十分なデメリットです。

そして、レバレッジを低くするためには、自己資金をそれなりに用意しなければならなくなります。

レバレッジ100倍なら1万円を証拠金にするだけで100万円まで一気に増やせますが、レバレッジ5倍だと20万円が必要。

最初から自己資金を多く用意しないといけないため、始めるハードルが高くなります。

またレバレッジ5倍だと利益が5倍になるものの、そこまで利益幅は広がりません。

100円が500円になるのと、100円が1,000円、10,000円、100,000円になるのでは大きな違いです。

レバレッジ5倍だとコツコツ積み重ねていかないといけないので、勝ちをそれだけ重ねなければならず、常勝の立ち回りが求められます。

レバレッジ5倍は本当に危険なのか

レバレッジ5倍は果たして危険なのか。

結論から申し上げますと、レバレッジ5倍は安全であり、危険ではありません。

レバレッジにおける最大の敵は強制ロスカット

相場は一時的に下がっても、すぐに回復するはずだと信じていたとしても、業者はそれを認めません。

ロスカットラインに少しでも達した時点で、その段階で強制的に売られてしまいます。

ハイレバレッジの恐怖は、ちょっとの値動きでロスカットラインに達してしまい、思わぬ大損をしてしまうこと。

海外のFX業者のようにゼロカットシステムがあって、追証なしで済むならいいですが、日本の業者にはそれがありません。

レバレッジを下げれば、ロスカットになる可能性はそれだけ減ります。

一時的に下がってもすぐに復活し、力強く上昇するはずだという願いは、レバレッジ5倍ならロスカットの邪魔なく成立するかもしれません。

レバレッジ5倍なら業者は日本か海外か

力の海外ハイレバレッジが魅FX業者、日本語対応が万全で安心感がある日本のFX業者、レバレッジ5倍に挑戦したいならどちらがメリットがあるのでしょうか。

実際のところ、日本の業者にも海外の業者にもそれぞれ良さがあり、一概にどちらと決めることはできません。

近年、日本ではTポイントなどでFXの運用ができるようになっています。

様々な入金方法、出金方法があるため、気軽にFXができる点を重要視すれば、日本の業者がいいでしょう。

一方で海外FXは入出金で難儀する場面もありますが、自由な取引ができハイレバレッジがあります。

最初は5倍で勝負し、慣れたら100倍、200倍という勝負も可能です。

海外の業者はゼロカットシステムを採用しており、証拠金以上の損失が出ません。

借金を背負う心配がないのです。

気軽さをとるか、自由や儲けをとるか、そこで判断が分かれるでしょう。

初心者はレバレッジ5倍で始めるべきか

FX初心者はレバレッジ5倍で始めるべきかどうか。

まずFX初心者は取引を行う前に、デモ口座を使ったデモトレードで実践することをおすすめします。

ここでレバレッジ5倍、レバレッジ25倍、レバレッジ1倍を体験してみて、利益の出方、損失の出方を学びましょう。

レバレッジ5倍で始めるべきかどうかがなんとなく分かるはずです。

段階的に上げていく方法も当然あります。

一番注意しないといけないのは、高いレバレッジを使う時!

国内FXならフルレバ25倍なので、いきなり25倍でスタートするのは危険。

攻めつつ守りつつを考えると、初心者がレバレッジ5倍に手を出すのはギリギリのラインでしょう。

レバレッジ5倍をやった人

まとめ

今回はレバレッジ5倍のメリット・デメリットなどについて解説を行いました。

レバレッジ5倍のポイントは以下の5点!

・元手を増やすためにレバレッジは必要
レバレッジ5倍なら利益も損失もマイルドに
レバレッジ5倍は強制ロスカットの心配が少ない
・デモ口座でデモトレードを行い、1倍や5倍、25倍などで体感すべし
・FX初心者がレバレッジ5倍に手を出すのはギリギリのライン

以上のポイントを参考にして、レバレッジ5倍の取り引きを行っていきましょう。

レバレッジ5倍に慣れて、利益や損失の状況が分かれば、もう少しいけそうとか、これが身の丈に合っているというのがわかります。

レバレッジ5倍以上は強制ロスカット追証なども視野に入れなければなりません。

その場合は海外FX業者も視野に入れていきましょう。

レバレッジ5倍は、FXが自分に向いているかどうかを確かめる上でいい試金石になります。